ハンググライダー同様パラグライダーも本格的に自由な空へいきたかったら技能証を取得すべくスクールに入校する必要がありますね。
前回の記事で技能証発行の団体が2つあることがわかりました。
スクール通いをするなら、いろいろなエリアで飛べる方がベスト。
なのでJHF認定スクールに絞ってカリキュラムなどを検討。
目 次
カリキュラム 進み方
ライセンス取得コースは、JHFの技能証取得に沿って設けられているので
A級取得
⇒B級取得
⇒NP(ノービスパイロット)証取得
⇒P(パイロット)証取得
⇒XC(クロスカントリー)証取得
というように段階を追って次へ進むというようになっています。
Aが取れたらBというようにそれぞれが取得後に次の級へすすむ資格ができます。
詳しい内容については各スクールによってかなり違うようなので、大雑把につかむということでまとめてみました。
技能証取得コースの主な内容
A級 JHF PG練習生A級技能証を取得するコース
機材の扱いから、セッティングのしかた ライズアップ、テイクオフ、直線飛行ができるまでの全て。
単独で安全に指定方向へフライトできることを目的とします。
ライズアップ(離陸)の仕方。徐々にスタッフのサポートを減らしていき、完全に一人での離陸を目指します
テイクオフはライズアップができたら、スピードをあげ離陸します。
自分一人で操作をし、更に高高度のチャレンジフライトをします。
ショートフライトをマスター(高さ10m、長さ数100m程度のフライトのこと)
ここは、いわば翼の扱い方を覚える段階ですね(^^)。
ソロフライトができて、もう爽快感を味わえると思うとワクワクです
☆学科講習
・風の見方・パラグライダーの滑空について・パラグライダーの正しい知識の習得 など
・有効期限内に何度通ってもOKというところがほとんど。
- ライセンス取得目安時間は3~7回くらいでJHF・A級技能証が習得できるようです。
- 費用はスクールによって、さまざまで、講習料も1日単位から6か月間でいくらというように期間も料金もいろいろです。
税込のところも税別のところもあります。
入校料やエリア利用料、保険、施設利用料などが別途かかるものもあります。
では、気になる費用はいくらなのか?
ということで、いろいろなスクールのA級受講時の費用を1日(1回)分いくらくらいか
というところでめやすをだしてみました。
だいたい5,000~10,000円前後となりましたが、中にはA級に関してはとても安く3,000円くらいというところもありました。
取得までに4回かかったとして、全部で10,500~40,000くらいですね。
ただし、機材についての記述のないところもあり、それらが別途必要になると、もっとかかるかもしれません。
A級取得まで4回以内と考えて、約40,000+検定料等2,000+フライヤー登録5,000+交通費となります。
また、機材は無料で使用できるか安くレンタルできるとこが多いのですが、中には高高度フライト機材を購入しないといけないスクールもあります(><)。
1日で取得できる確率の方が低いと思われるので、通う回数によっては交通費も結構負担になるかもしれません。
スクールに払う講習料の他に
A証検定料+申請料:2,000円
JHFフライヤー登録料5,000円が必要/年 が必要になります。
B級 JHF PG練習生B級技能証を取得するコース
JHF-B級技能取得コースは、高高度フライトにより、旋回操作・S字飛行・指定着陸ができるまでをマスター
ソロフライト(自分一人で操作)で、標高500mの山頂からの単独でのフライト達成を目指します。
A級コースよりも高さを上げ、緩やかなターンや、風に合わせたランディング(着地)を練習していきます。
実技・理論の両方からの指導になります。
取得後はNP級取得(ノービスパイロットコース)の受講ができるようになります。
B級に入ってから3日程度のレッスンで、ソロフライトができるようになるようで、その後はショートフライトとソロフライトを繰り返し、自分のチカラだけでのソロフライトを目指します。
空中では一人ですが、無線機で指示を受けながらフライトします。
やっと空を飛ぶ鳥の気分が味わえるのがB級のようです(^^)
ソロフライトで自分ひとりで操作して、東京タワーより高いところに行けるって、ワクワク気分も高まります!早く飛びたい!
☆学科講習
・風の基礎知識・パラグライダーの滑空・旋回・ 不時着時の対処法・気象状況を把握したフライトプラン ・確実で安全なテイクオフ、ランディング・自己確保シミュレーション・フライトルールの学習などがあります。
- B級の費用のめやすとしてはA級とそんなに変わりません。
1回が5,000~15,000くらいでできるようですが、A級より回数も増えることから、当然かかる費用も増えます。
B級からは、機材はレンタル使用料が必要になるところが出てきます。
1日1,000~7,500くらいまでレンタル料もさまざまです。
機材購入が必須というところもあります。
遠くから通う場合は回数分交通費の負担も増えます。
取得までの回数を6回として約50,000+検定料等5,000+フライヤー登録5,000+交通費となります。
NP級 JHF PG練習生NP級技能証取得コース
上級者向け JHF PGノービスパイロット技能証を取得するコースです.
JHF-B級技能証取得者が対象。
上昇気流の捕らえ方や知識・飛行中の状況判断などを取得。
ソアリングのテクニックや知識などを習得します。
偏流飛行・クロスハンドライズアップ・8の字旋回・ピッチング・ローリング・無線誘導なしソロフライト・強風でのショートフライト・弱い上昇気流でのソアリング
※ソアリングとは、上昇気流に乗って、より高いところへ飛んでいくこと
取得後はP級取得 パイロットコースの受講ができるようになります
上昇気流に乗るって、どんな気分だろう?風を読んで、飛ぶ技術を磨いて・・空の世界がひろがっていく~~♪
パラグライダーの醍醐味は、ソアリングだとか。
上昇気流に乗って、より高いところへ飛んでいく・・
ただ飛ぶだけじゃなく、風を読んで、体全体で風を感じて、空気の流れを見れるようになるんだ!それってすごい(^^)
飛んで降りるだけでも十分すごいのに、もっとすごい世界があるんだ~~と今から気持ちは空の上、自分の力で上昇して、いろんな景色を眺める。
はやく体感した~い。
☆学科講習
・上昇気流と危険なコンディション・パラグライダーの滑空性能・緊急時の対処法など
ノービスパイロットは別名エリアパイロットとも言われ、ホームエリアでのフライトは自己判断により、ある程度自由に行うことができます。
取得までの講習料めやすは約40,000~150,000円+検定料など+フライヤー登録+交通費
パイロット証(P証)取得コース
JHF PGパイロット技能証を取得するコースです。
JHF-NP技能証取得者が対象になります。
確実で安定した飛行技術、飛行理論、気象の知識など、総合的な知識を習得し日本国内だけでなく、世界中で通用する国際パイロットライセンスを取得できます。
サーマルソアリング・急旋回・緊急降下・状況判断と技術が伴うソロフライト・強い上昇気流でのソアリング 気象判断や操作技術を磨いてコンディションの変化に対応する応用技術も学んでいきます。
上昇気流を掴んで2時間3時間のフライトができるのもこの頃から。
世界中のエリアで飛ぶための、知識と技術を習得するコースです。
様々な上昇気流に乗り、ソアリングができるようになり、取得後はクロスカントリー証取得コースの受講ができるようになります。ワクワク♪o(^o^o♪
☆学科講習
・天気図と風の予想 ・危険なコンディションと危機回避 ・緊急時の対処法など
※世界に通用するJHF・パイロット技能証・国際パイロット技能証が習得できます。
このあたりから、機材は自己で用意するようになります。
費用のめやすは、フライト回数などで大きく変わると思われるのでNP級までを参考に。
P証検定料+申請料:JHFフライヤー登録料5,000円が必要になります
クロスカントリー(XC証)取得コース
JHF クロスカントリー技能証を取得するコースです。
JHF-P技能証取得者が対象になります。
パイロット証保持者はフライト空域制限がありますが(申請場所より約半径5km)
このクロスカントリーライセンスを取得することで、申請書を提出して、制限を越えてフライトを行なうことができます。
もっともっと自由に飛べるようになるんですね(^^
様々なランディング可能地点への着陸・横風ランディング・吹流し無しでのランディングT/Oより5Km以上離れた地点への飛行
フライトエリアから飛び立ち、遠くまで飛んでいく「クロスカントリーフライト」をする為に必要な知識と技術を身に付けます。
学科で知識を深めながら、実技を習得し、経験を積んでいきます。
☆学科講習
・JHF教程で定められた13科目+学科試験・Soratopiaメソッドによる 特別な7科目
☆実技練習
・JHF教習で定められた7科目+実技検定・Soratopiaメソッドによる 特別な4科目
競技とかは考えていないのでクロスカントリーは必要ないか、と思っていましたが、フライトリアの制限がなくなるというので、そのまま調べてみました。
A級とB級のみのスクールやこれらの上まで教えているスクールとさまざまです。
家から一番近いところでも1時間以上はかかるようなので、それならどこでもいっしょか、ともう、すぐにでも通う気分になっていました(笑)
あれこれ書きながら、ハンググライダーにしようか、パラグライダーにしようか・・・と
まだ実際体験もしていないのに、いろいろ調べていると、既に飛んだような気になってきます(^^;
候補には、スカイダイビングとウィングスーツもあります。
この二つは少し敷居が高いのですが、ついでということもあり引き続き魅力を探してみたいと思います。
実際に飛べる日までは、想像の中で飛ぶだけですが、こうしていろいろわかってくると、昔はなんとなく凧みたいに飛べる方法があるんだ・・ときちんとした名前も知らずに憧れていたのが、にわかに現実めいてきました。
同じように空を飛びたい!と思っているあなたも一緒に夢を実現してみませんか?
飛んだら、きっと 今見えているものも違ってくるかもしれません。
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