昨日5/31は火星が地球に最接近して、各地で大きな火星「スーパーマーズ」が観測されました。
あなたは見ましたか？
スーパーマーズとは
かんたんに言えば 火星が地球に最接近し大きく観えるので「スーパーマーズ」というんですね
最接近はゆうべ５月３１日でしたが、１週間くらいは見え方はそんなに変わりないようなので、見逃した私としては今夜も晴れるようなのでチャンス（＾＾）。
19：30以降・・夜空が真っ暗になった頃に南の空を見上げると見えるようです
5月31日、火星最接近
夜空に驚くほど赤い星が輝いていることがあります。それは火星。火星は太陽のまわりを1.88年（1年と10か月）で一回公転しています。地球は１年で一回公転なので、軌道上を進む速さが異なります。天体の運行の道筋を「軌道」と呼びますが、お互いが自分のペースで軌道を運行していくと、2年2か月毎に太陽と地球と火星のお互いの位置関係が同じになります。
・・・・・5月31日、火星は地球から7,528万kmに接近しました。
2年2か月ごとの火星最接近のなかでも、地球と火星のお互いの軌道間の距離が狭いところで衝を迎える時、火星はもっともっと地球に近づきます。これを「火星大接近」と呼び、およそ5,500万kmも近づきます。・・・
縣秀彦 自然科学研究機構 国立天文台准教授
とあるように2年2か月周期でスーパーマーズにおめにかかれるようです。
次回の接近は2018年7月とのこと。5,759万kmまで近づき更に火星大接近となるようです。
今回の火星は都心でも簡単に見つけられるほどの明るさなので、2018年の大接近の時はもっともっと明るく火星が輝いて見えるのでしょうか？
次は絶対見逃さない！！
火星にまつわる話
火星にまつわる話や小説、映画も今までに数多く目にしてきました。
火星運河説に影響を受けたH・G・ウェルズの小説には、1898年に『宇宙戦争』があります。
さまざまな映画の舞台にもなっています。
シュワちゃん主演のトータル・リコール Total Recall 1990年なんかがよく知られているでしょうか？
また
1877年の日本では、西南戦争のあった年の西郷隆盛が自決した頃、5,630万kmも地球に近づいた火星が－3等もの明るさで深夜に輝いていたため、人びとは火星を「西郷星」と呼び、その表面に西郷の姿が見えるとの噂が絶えなかったということです
火星人探しにまつわる有名なエピソードとして19世紀末の米国人パーシバル・ローエルは火星表面に「運河」が見られたという誤報から始まりました。イタリアの天文学者スキャパレリの詳細な火星スケッチには、直線状の構造が複数描かれ、この構造をスキャパレリはイタリア語で水路を意味するcanaleと表現していました。この言葉がcanal＝運河と英語に誤訳されて伝えられ、ローエルは火星に運河を建設するくらいの高等な生物、つまり火星人が住んでいると信じ込んでしまいました。ローエルは私財を投げ込んで、アリゾナ州フラグスタッフに私設の天文台を建設し火星の観測に没頭したのです。じつは、今から100年ぐらい前までは、火星人の存在はかなり一般に信じられていました。ローエルは火星の表面に火星文明を空想したままその生涯を閉じます。火星に火星人がいないと人類が認識するのは、火星に探査機が向かうようになった1960年代以降のことです。 （縣秀彦氏文より引用）
なんていう話もあるようで、面白いですね
夜空を見上げて
なかなか興味深い星ですが･･･
私が数ある星の中でも火星に惹かれるのは 萩尾望都さんの漫画「スター・レッド」からです。
漫画で育ち、癒されてきたような生き方だったので(^^;
実にさまざまな漫画を読みました。
中でもこの「スター・レッド」はとても心に浸み何度も読み返した記憶があります。
なので 火星 という言葉にはつい反応してしまうんですね。
私の趣味はともかく、たまにはいろんな思いを胸に都会で夜空を眺めるというのもすてきじゃないですか？
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