早い人では、10月にも年賀状の準備にとりかかることも。
今年はきちんとした年賀状を書こうと意気込んで、基本のマナーなどを調べたら、今まで書いたものでマナー違反をしていたことに気が付いてしまいました(汗)
親しい友人はともかく、楽しい年賀状を書くということをモットーにあまり気にしなかったマナー。
やはり相手があることなので、ちゃんとマナーを知った上で楽しいものを作りたいと思いました。
うっかりマナー違反をしないためにも基本を再確認です
年賀状を書く時知っておきたい基本のマナー
年賀状は、日頃お世話になっている人に感謝の気持ちを伝えるという意味もあります。
また、普段ご無沙汰している人に近況を報告するなどの機会でもあります。
現在ではメールやSNSの普及で、はがきの年賀状は減少傾向にあるようです。
それでもまだまだ年賀状を書くという風習は広く残っています。
日本の風習として書く年賀状には書き方や、やってはいけないマナーがあります。
年賀状の構成とマナー
①賀詞
年賀状の冒頭に書く挨拶、新年を祝う言葉です。
●賀詞について
賀詞には多くの種類があります、一般的に同僚や同年輩以外の年長者や世話になった相手には賀正、迎春などの2文字熟語は避けるのが慣わしのようです。
種類によって送る相手や意味が異なります。
目上の人向けには
4文字の賀詞・・・謹賀新年、恭賀新年 謹賀新春 敬頌新禧 など
これらは謹んでお祝い申し上げますなどの丁寧な表現が含まれているので、
目上の人などに使います
目下の人・友人人向け
1文字または2文字の賀詞・・・寿、福、春、賀 迎春、賀正、頌春、寿春、初春
2字の賀詞は、省略形なので目上の人には失礼にあたるのですね
親しい人向け
英文やカジュアルな表現の賀詞・・・HAPPY NEW YEAR!
あけましておめでとう!
相手を選ばず使える
文章の賀詞・・・
あけましておめでとうございます
謹んで新春のお慶びを申し上げます
謹んで新年のご祝辞を申し上げます
②昨年お世話になったことへの感謝の言葉や近況報告など
昨年中は大変お世話になりました。
昨年は何かとお世話になりまして、ありがとうございました。
③新年のお付き合いを願い、相手の健康や繁栄を祈る言葉
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
皆様のご健闘をお祈り申し上げます。
④今後も変わらぬお付き合いやご指導をお願いする言葉
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
本年もご指導・ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
⑤年号・月日
「平成○年元旦」「二○○○年一月」「平成○年一月一日」など
⑥添え書き
(一言添える場合は、他が印刷であってもできるだけ手書きで)
送り先にあわせて心のこもった一言を添える
具体的な用件などは書かず、短くまとめます
⑦差出人の氏名、住所、郵便番号、(電話番号)
すべての要素が入っていなくてもよいのですが、賀詞は必須といえます。
ほかの文章より少し大きめの文字で書くとバランスがとれます。
同じ構成でも表現次第でフォーマルにもカジュアルにもアレンジ可能です。
相手によっていろいろ変えてみましょう。
年賀状でやってはいけないことや注意すること
これは昔の日本の手紙が、句読点を入れていなかったことから来ていて、(毛筆では使わない)年賀状についてはこの慣習が残っているため、句読点を入れない様にするのですにゃ
あと大事なのがイメージの悪い漢字を使ってはいけないことかなにゃ
写真入りの年賀状を送る時の注意
最近はパソコンを使って自分で写真いり年賀状を作る人も増えていますね。
せっかくやり方を覚えたのだし、綺麗にとれた写真をみんなに見てほしい・・・
作る人はこんな思いがあると思います。
報告もかねて、「結婚しました」「子供が産まれました」なんていう一言をいれて、
結婚式の写真やツーショット お子さんの写真などを載せる方もいます。
たとえば、子どもの写真を貼りつけた年賀状。
家族ぐるみでお付き合いがある場合以外は受け取る方にとっては、さほどうれしいものではないようです。
子どものことをよく知らない相手の場合はなおさらです。
知りたいのは“あなた”の近況なので、せめて家族写真を。
目上の人に写真入り年賀状を送る場合は、きちんと撮った家族写真を選ぶのが無難ですね。
ただし、写真入りというのは、よほど親しい人、あるいはあなたの近況を写真で確認して喜んでくれる人に限った方がよいかもしれません。
中には、写真入りの年賀状で傷つく人もいるようです。
子供が欲しくてもできない人や、子供を亡くした人などに、子供の写真入り年賀状というのは思いやりがないと思われかねません。
私も写真入り年賀状をいただいた時に苦笑したことがいくつかあります。
覚えたてのデジカメで一生懸命撮った写真を(切手台くらいのおおきさ)
所狭しと貼りつけてあるのを見たときには「おー、がんばってますね」とほほえましく思ったけど、そのほかの文字が小さすぎて読めなかった(^^;ということがありました。
他にも家族写真を貼り、その下に一人ひとりの近況というか自慢というか・・
細かく書かれている年賀状をいただいた時には少し引いてしまいました(^^;
ご家族のことは全く知らないし、その方が仕事関係の方だったというのもありますが。
これが仲の良い友人だとしたら「そうなんだ!みんな元気にしているのね、よかった」と楽しく読めたかもしれません。
年賀状のマナー さいごに
まぁ、過ぎたことはしかたないので・・・(^^;
これからはマナー違反をしないように気をつけて作りたいと思います。
特に写真入りを作る場合は、「相手の事情なんて知らないから!」
ということばが返ってきそうですが、そこまで考えるのは面倒と思うなら写真入りは事情がわかってる親しい相手のみに限定した方がよいと思います。
年賀状はあくまでも相手への挨拶状なのだから、自分の好みは抑えて相手がどう思うかを優先して考えるのがマナーではないでしょうか。
とはいっても、上に書いてきたことを真面目にやると、
一人ひとり別々に作る羽目になってしまいます。
それはそれで、やはり時間的にも無理。
なので、「仕事関係と親戚・知人」「親しい友人」
「それほど親しくはないがお付き合いのある人たち」
などと分けて数種類作ります。
後は一言添えることばをその人にむけて書くという方法をとっています。
あなたもマナーを知った上ですてきな年賀状を作って下さいね(^^
の記事も参考にしていただければと思います