キッチンの掃除を考えると、汚れは埃、油、手垢や水垢などが混ざり合ったもの。
これまでに大変なところは終わりましたが、まだまだ小物や家電品が残っています。
キッチン掃除の残り全体とそれら小物を掃除していきます。
換気扇・ガスコンロ、排水口とシンク、ガラス戸と網戸は個別のページで書いています。
残りはシンクまわりの戸棚や引出、食器棚などの他に、
湯沸しポット・焦げ付いた鍋やフライパン、電気がま、食器の渋とりなど。
食器棚やシンクの戸棚と引出
キッチンの掃除に使うもの
・重曹(粉と重曹水スプレーを作る⇒200ccのお湯か水に大さじ1杯を溶かしたもの)
・クエン酸
・掃除機
・ウエスや布巾
・洗いおけ
・スポンジ、メラミンスポンジ
・ゴム手袋
・ハンディモップ、または帯電式のハタキ
・高い場所には脚立(踏み台)
シンクの戸棚と引出掃除
戸だなや引出の中を空にして拭き掃除するので、中に入っているものを、
全て取り出します。
空になった戸棚の埃を掃除機で吸い取りますが、上段など高い場所は
ハケなどで取り除きます。
意外と汚れがついているのが調味料などの容器。
容器の汚れをふき取ります。
水に浸し固く絞ったふきんで拭き、乾拭きします。
引出の中も整理したり、汚れているものがあれば、水拭き⇒乾拭きしておきます。
重曹水に浸したウエスを固く絞り、内部や扉の汚れを拭き取ります。
頑固な汚れは重曹水を直接スプレーし、しばらくまってから古歯ブラシなどで擦り拭きます。
汚れが落ちたら、水拭きし、きれいになったら乾拭きします。
しばらく扉を開けたままにして風を通すようにします(^^)。
取り出した物を元の場所にしまいます。
この時、ついでに調味料などの消費期限が切れていたら処分します。
食器棚
かなり面倒と思いますが、中に入っているものを一旦全部取り出します。
こういう機会に断捨離もするといいですよね(^^;
●色落ちするかの確認
食器棚は、目立たない箇所で部分的に水拭き、または重曹水をつけたふきんで拭いてみます。
色が落ちるか落ちないかを確かめ、色落ちする場合は、ホコリをとるだけにします。
色落ちしない場合は、水に浸し固く絞ったふきんで、内側を拭き、すぐに乾拭きをします。
汚れが取れない場合は、水に浸し固く絞ったふきんに重曹水をスプレーして拭きます。
その後、水に浸し固く絞ったふきんで、拭き取り、すぐに乾拭きをします。
レールや溝の汚れは、割り箸や竹串の先、または、つまようじの丸い方を、水に浸し固く絞ったふきんを間にして、レールに残っているホコリやごみを拭き取ります。
ガラス戸の場合は重曹水をウエスにスプレーして拭きます。
その後水拭きし、マイクロファイバークロスで水気をふき取ります。
●引き出しの中
引き出しをすべて取り出します。
掃除機やハケなどで、引き出しのホコリやゴミを吸い取ります。
または、引き出しをひっくり返して裏からたたき、ゴミを出します。
水に浸し固く絞ったふきんで、引き出しの中や外側を拭き、すぐに乾拭きをします。
汚れが取れない場合は、水に浸し固く絞ったふきんに重曹水をスプレーして拭きます。
その後、水拭きし、すぐに乾拭きします。。
食器棚には食器棚シートや包装紙などを敷きます。
引出には紙は敷かないようにします。
湿気でカビの原因や害虫の隠れ家になることがあります。
敷く場合は専用シートを使います。
●食器棚の外側
扉や引き出しを閉めた状態で、ハンディモップ、または帯電式のハタキで、外側のホコリを取ります。
水拭き・洗剤拭きを嫌う素材には、帯電式のハタキを使用します。
水に浸し固く絞ったふきんで、外側を拭いていき、すぐに乾拭きをします。
ふきんは、つねにきれなもの、きれいな面を使って拭きます。
小物家電など
冷蔵庫、オーブンレンジやオーブントースターなど手間のかかるものは個別に書いてあります。
電気ポットの掃除
スイッチポンで簡単にお湯が沸く便利な電気ポット。
私の所では必需品になっています。
常にお湯が沸いている状態を毎日続けていると、ふと気が付いたときに内側にもなんだか汚れ(水垢)がついていたり、周りも汚れていたり・・・
直接口に入れる飲み物を作るためにお湯を沸かす家電ですから、いつもきれいにしておきたいです。
電気ポットの汚れは?
ポットを覗くと、底や壁面に白い斑点がついていたりします。
これは、水道水やミネラルウォーターに含まれているミネラル分が、結晶化したものです。
茶色い汚れがあったら、それは水道水の不純物が熱でポットの内側にこびりついたものです。
電気ポットはキッチンに置いてあるので、電気ポットの外側は手垢や埃汚れのほかにも、油汚れなどの様々な汚れがついています。
電気ポットの汚れをとるにはクエン酸を使います。
電気ポットをお掃除する際には、金属製のタワシはNGです。
特に電気ポットの内側を金属製のタワシでこすると、サビ防止のコーティングがはがれて、そこからカビが発生する場合があります。
●電気ポットの掃除手順
掃除の最中に電気ポットでお湯を沸かしますが、そのとき以外は
コンセントを外しておきます。
・電気ポットの内側の掃除
電気ポットを水で満タンにして、クエン酸を大さじ1杯入れます。
電気ポットの電源を入れて水を沸騰させます。
沸騰したら、コンセントをはずし、2~3時間放置します。
水を捨てて電気ポットの内側をスポンジでこすり洗いをします。
水でよくすすいで、乾燥させます。
電気ポットの外側の掃除
水(またはお湯)に重曹を溶かして、重層水を作ります。
布に重曹水を含ませて、電気ポット全体をキレイに磨きます。
電気ポット全体を2回くらい水拭きします。
最後に乾拭きすれば完了です。
ポットの掃除は、2~3カ月に1度くらいはした方がよいです。
汚れに気が付くくらいだとかなり汚れています。
電気ポットはいつもピカピカにしていたいですね。
電気がまなども同様に重曹水で拭くときれいになりますよ。
焦げ落としや渋取り
食器棚を掃除したときに茶渋が気になるカップなどがあれば、まとめてきれいにします。
茶渋のとりかた
とても簡単で、私はいつもキッチンハイターを使っていますが、重曹でもできます。
ただ磨くのは面倒なので、気になったら一気にまとめてきれいにします。
鍋などに熱々のお湯をたっぷり入れてキッチンハイターをキャップ1杯位いれます。
火傷に注意。
中に渋のついたものを入れます。
今回はテーブル布巾もすこし染みになってきていたので、一緒にいれました。
5~10くらいつけたらお湯を捨てて、カップをすすぎます。
気になる場合はここで普通に洗剤で洗います。
ピカピカになりました(^o^)
鍋の焦げ落とし
煮物などをしていて、うっかり焦がしてしまったなんていう経験はありませんか?
今はガスコンロが音で教えてくれるので、まずないのですが・・・
昔大事な圧力なべを焦がしてしまい懸命に焦げを磨いたことがあります。
専用の洗剤を使っても、かなりの力で磨いても全然落ちてくれなくて、諦めかけた時に友人が教えてくれました。
重曹で煮れば簡単に落ちると焦げたお鍋に水を入れ重曹を適当に(どのくらいいれていいか解らなかった時なので大さじで2~3杯くらいだったと思います)いれ、火にかけました。
沸騰させしばらくしてから火をとめて、そのまま冷めるまで放置。
冷めたらお湯を捨ててスポンジで磨くと・・・
あれほどなにをやっても落ちなかったお焦げが簡単に落ちてしまいました!!
もうお鍋の焦げは恐くない!となってから、焦がすことがなくなり
実際にやることもできないので写真はありません。(^^;)
鍋やフライパンの外側の焦げ落とし
さて、お鍋の内側の焦げは簡単に落とせることがわかりましたが・・・外側は?
これも落とし方は同じですが、問題はお鍋やフライパンを煮るような
大きなお鍋がない!ということです。
重曹クレンザーで磨いてみる
しかたないので、重曹クレンザーを作りそれでやってみました。
これは重曹がクリームみたいな固さになるまで少しずつ水を加えたもの
焦げがかなりひどいフライパンの外側底面。
そこに重曹クレンザーをたっぷり塗りました。
完全に乾くまで待てばよかったのですが、ほぼ乾いたところで
メラミンスポンジなどで擦り洗い。
少しは落ちましたが、まだまだ頑固な焦げが残っています。
次に試したのが重曹+クエン酸。
重曹を粉のまま振りかけてその上にクエン酸水を吹きかけます。
シュワシュワと泡がたつので放置。
20分ほどしてから磨き落としにかかりましたが・・・うーんまだ残っています。
やはり煮なくてはだめ?
考えた末、もう一つ同じようなフライパンがあったのでそこにお湯を入れ、
その中にスーパーの袋に重曹水をいれたものをひたしました。
スーパーの袋の中に焦げたフライパンをできるだけ重曹水にひたるように入れます。
ただフライパンにいれてもよかったのですが、大きさが同じなため、
側面が浸らない状態なので、少しでも浸るようにしたわけです。
袋の口を結び火にかけました。
沸騰するまで煮て、弱火で更に5分ほど。
落ちたかな・・・と思いつつ火を止めて放置。
あらかた冷めたところで取り出してメラミンスポンジで擦り落としました。
焦げがきつかったところは傷つかないようにヘラやプラスチックのカードなどでこそげ落とします。
なんとかほぼ落とすことができました(^^;
キッチン大掃除まとめ
キッチンは毎日使用するものがいっぱいあるので、そのたびに気をつけてきれいにというのは難しいです。
でも年1回ではなく、せめて2~3か月に1回くらいは汚れが酷くなる前に全体を見回して掃除できたらと・・・
無精者としてはなかなか難しいところですが、きれいになるとやっぱりいいなと思うので(^^;
がんばって掃除していきたいと思いました。