数週間前?何気なくみていたTV番組で押し買いについて放映していました。
押し買い?なんだそれ?押し売りじゃないの、という感じで見ていたんです。
被害にあった人のインタビューを交えて、増えているという話でした。
なんでも、うまいこと話しをもっていって、自宅を訪問、高く買い取りますと云っては上り込む。
そしてアクセサリーや貴金属など無理やりもっていくという・・・
いやいや、自宅にあげるなんて・・と思いながらみていたのですが・・・
押し買いとは
不用品を買い取るといって自宅を訪れる買い取り業者。
その番組での証言では、言葉巧みに自宅に案内させるように誘導され、つい家にあげてしまったが最後、自宅に入ると貴金属を半ば強引に安値で買い取る悪質な押し買い業者が増加しているらしいということ。
街で買い物中とか、歩いているときに話しかけてきてくるそうです。
不要品処分にこまってないですか?高く買い取りますよ。
お店にいくのはたいへんでしょう?こちらから伺って、すぐ査定します。
という感じらしい。
売りたいものがあっても、お店にいくのが面倒とか、どこで売ればいいか解らないというような人には好都合な誘い。
また、特に売る気のない人でも、お家にお宝が眠っていてもったいないのでは?などと、まぁ巧みな話術で取り込むわけですね。
昔、押し売りというのはきいたことはあるけど、押し買いなんていうのきいたことがなかったです。
物が余ってきている時代ならではの詐欺なのでしょうか。
被害者の多くは高齢者で中には終活でまとまった不用品を処分する際にトラブルにあうケースもあるらしい。
電話をしてくるのや街で話しかけてくるのは優しげな人で、実際に自宅にくるのは男性のようです。
どんな状態のものでも大丈夫、高値で買い取ります。
と言ってきて、つい買い取りをお願いしてしまうと、こちらが売りたくない物でも提供しない限り帰らないという手口。
手口で共通しているのがしつこさ。
居座るのは違法行為だけど、売って早く帰って貰えるならと、適当に差し出すと驚くほどの安値で持って行かれてしまう。
押し買いの手口には様々あるが、執拗に要求することで恐怖感を与えたり、認知症の高齢者を狙ったり、性急な判断を迫って証文なく取引を終えて立ち去るなどの手法があるといいます。
一般家庭などを業者が訪問し、品物を言葉巧みに提示させ、極端な安値で、まだ持ち主が納得していないにもかかわらず、勝手に買い取ったことにして、品物を持ち去ってしまう行為もあるとか。
また、暴力や権力を用いるなどして、心理的に圧迫し、安値で売買が成立したことにしろ、と強要する業者もいるようです。
実際にあった電話
少し前の話。このテレビのニュースも忘れていた頃。
突然かかってきた電話。
いろいろな勧誘や宣伝の電話は結構くるので、知らない番号だと、またかと思うだけでした。
とりあえず出る。番号は 0120・・・
いつもしつこくかかってくる宣伝の電話と思っていたら、予想したのと違う様子。
女性の声で
ときた。
まぁ、リサイクルショップとか行ったこともあるので、結構な値で買い取るんだ・・と単純に、その時は思っただけ。
と答えると
とくいさがってきた。
ここでふと疑問符。
不要品買取が必要なら街を毎日のようにトラックが走り回って宣伝してるし、頼みもしないのに売ってくれというなら、物が余ってそうな家を選んで直接くるだろう。
今まさに回っているならフリーダイヤルはありえないのでは?
そこでやっとテレビの押し買いの話を思い出した。
この地域って、家を知っててかけてるとは思えない。
まだそうとは決まってないのでもう少し話してみた。
としつこい。
ああ言えばこう言うで、なにを言っても食い下がってくるしつこさ。
普通の業者ならもうとっくに諦めているだろう。
そこで
と断ると、
やっと切れた。
これは例の押し買い詐欺だなと決定。
そして、電話を切って、即、迷惑電話設定をした。
・ここで、明日確実にかけてくると確信がもてた場合は警察に通報しておくというのもありかとおもいます。
対処と詐欺にあわないためには
日本や英国、米国では、訪問取引のうち販売のみを規制対象としており、押し買いは規制の対象外となっていました。
2012年に特定商取引法に改正が行われ、新たに「押し買い」の規制も盛り込まれ、これにより、契約から8日以内なら解約できるクーリング・オフの制度が、「押し買い」にも適用されるようになりました。
悪徳業者が転売した場合でも、転売先に品物の返還を請求することもできるようです。
改正特定商取引法は2013年に改正されました。
が、
・大型家電・家具・有価証券・書籍、CD類・自動車はクーリングオフの対象外です。
そして、自分で業者を呼んだ場合や、自分で金額を決めた場合にはクーリングオフは適用できません。
「業者を呼びました」「自分で金額を決めました」と言った旨を契約書に書いておき、気づかず、もしくは無理やりサインさせられる被害もあります。
油断は禁物です。
被害にあわないためには、
・よさそうな話があっても、即答はせず、よく考える
・普段から、うまい話はない!(都合よい話はない)と、よく自分にいいきかせておく
・売りたいものがあれば自分で専門店に出向く、わざわざ頼まないのにきてくれるところはない。ということを自覚する。
それでも、ついうっかり自宅に招いてしまったら、決して家にはあげないで玄関先で対応する。
むりやり上り込まれることもあるようですが、その場合は毅然とした態度で阻止、すぐ警察に通報!
また、はっきり断ることや、一人で対応しない、業者の「古物商許可証」あるいは「古物行商従業者証」を確認して合法な業者であることを確認する、買取条件の書面を交わすなど対応にも注意します。
怖い思いをしたら警察に連絡・通報する等で、無効な取引自体を回避することが大切ですね。
相手はとにかく言葉巧みに、
こちらから「お願いします」というように誘導してくる。
ということを肝にめいじておきましょう
押し買い まとめ
詐欺というのは話ながら相手の反応で対応をかえてくるようです。
自分は絶対大丈夫と思っている人ほど騙されやすいと云います。
おれおれ詐欺(古いなぁ)にしても押し買いにしても、詐欺まがいの犯罪はいたちごっこのように増えています。
詐欺師はあの手この手で、新しい騙し方を考えているようです。
まず、疑うというのは、なんだか寂しいですが、こちらも負けずによくよく考えて、騙されないようにしたいですね。