眠っている時、夢を見ていないと思っている人はそれを記憶していないだけで、実は、夢は誰もが見ているものといわれています。
そしてこの夢は睡眠と大きな関係があるものなんですね。
睡眠中に見ている夢によって、睡眠が阻害されることがあります。
最近よく眠れないということもあり、夢と睡眠のことを調べてみました。
睡眠と夢との関係
昔、私は日常的に悩みというか、疲労とストレスが大きかった時期があり、眠るのがとても辛いときがありました。
朝目覚めると、見た夢とかは覚えていませんが、とても疲れているんです。
普通は疲れていれば、やっと眠れる!という感じでぐっすり寝て、それによって疲れがとれるのが当たり前ですよね。
一晩寝て起きた時の方が疲れるなんて・・・
今はもうそんなことはありませんが、当時は「寝ると疲れるのよね」なんて言うと、友人からおかしいと笑われました。
あなたは、疲れていて、悪夢を見たときなど、夜中に突然目が覚めるという経験をしたことはありませんか?
また、夢は自分で操作できないとされています。
でも、中には自分の思う通りに夢を変化させられる人もいるようです。
いまだ未知数の多い夢は、私たちの睡眠にも大きく影響しています。
睡眠をとっていても夢を見て疲れてしまうのはなぜ?
夢を見ながら睡眠をとった朝、身体が疲れているという経験はありませんか。
本来、夢を見て疲れるということはないのだそうです。
しかし、誰でも夢を見た朝に睡眠不足を感じたり、疲れを感じたという経験はあるようです。
こうしたときに見ている夢はストレスとして残っているからなのだそうです。
夢は、本来脳の中に蓄積されたデータが集計される機能を担っています。
記憶されている夢は、まるで物語のように展開していきます。
実際は自分の記憶や想像が脳内にデータ化されている映像なんですね。
それを自分の記憶が物語化して残しているだけなんです。
こうした夢を見ているうちは疲れることはないそうです。
むしろ朝の目覚めはすっきりとしています。
また良質な睡眠として気持ちよく目覚めることもできます。
では、なぜ夢で疲れるのでしょうか。
それは心身のバランスがとれていないからだそうです。
バランスが取れない原因はいろいろあります。
例えば仕事などのストレス、過度な飲酒、喫煙、不規則な生活が該当します。
こうした負の影響が心身のバランスを狂わせている可能性があります。
数日続くことでバランスを崩す場合もあれば一度のストレスで起きることもあるようです。
睡眠の質と睡眠時間の関係
ちなみに睡眠中に夢を見る際には、レム睡眠という浅い眠りの場合が多いというのは、よく話題にもなっているのでご存じの方も多いと思います。
人はレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)を繰り返します。
レム睡眠の時間が長いと、疲れる夢を見たり夜中に何度も目が覚めます。
これでは質の良い睡眠とは言えません。
質の良い睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠が規則的に交互にくることが大切なんですね。
ではどのようにすれば睡眠の深さを規則的に交互にできるのでしょうか。
それには脳が関係してくるといわれています。
例えば日中、脳に過度なストレスの多い状態が続けば影響を受けます。
また睡眠前の行動や思考なども影響が大きいようです。
例えばスマホなどのブルーライトを浴び続けるのは悪影響になります。
ブルーライトは目にも影響を及ぼしますが、実は脳にも刺激となっているからなんですね。
また一日の嫌なことを思い出して眠りにつくというのも影響をきたします。
思い出した嫌な残像が脳に残り、悪い夢として見る場合もあるからです。
良い睡眠のためには、寝る前に、脳と心を整えることが大切です。
スマホやパソコンを遠ざけ、寝る前はヨガやストレッチをしてみるのもいいかもしれません。
まずは一旦ストレスを遠ざけて、自分の心を落ち着かせます。
これだけでも睡眠の質は劇的に向上するそうです。
そして夢の質も大きく変わってくるんですね。
こういうリサーチをしてみると、昔の辛かった時の理由もわかる気がします。
昼間のストレスを疲れをとるはずの、睡眠時間にまで持ち込んでいたんですね。
最近よく眠れないわけも、なんとなく思い当ります。
寝るまでに上手く調整できていないということが。
睡眠と夢 さいごに
人生の半分近くは睡眠時間に取られているわけですから、良い睡眠をとりたいものです。
睡眠が人体に多くの影響をもたらすことは理解できます。
それでも現代人は睡眠の質の向上を比較的おろそかにしがちです。
脳内の整頓が進めば、記憶力や好奇心は力を発揮できるかもしれませんね。
寝る前にパソコンを遠ざける時間というのは少し難しいのですが(^^;
近頃はベッドにはいってから、眠りにつくまでに、楽しかったことを思い出すようにしたり、嫌なことばかりだった時も空想の世界で楽しい気持ちになれることを思い浮かべたりしながら眠りにつくようにしています。
少しは効果があるようです。
眠りが浅い、朝が辛いというあなたも試してみませんか?