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開湯伝説 動物が発見したといわれている日本の温泉 中国地方の巻 | 思いだし にっき
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開湯伝説 動物が発見したといわれている日本の温泉 中国地方の巻

動物がきっかけで開湯したという温泉

開湯伝説のある温泉 今回は 中国地方の巻です。

中国地方では動物の開湯伝説が割と昔話風になっているところもあり、なかなか楽しいです。
〇〇が傷を癒していたという簡単なことばだけではない、「むかし、むかし〇〇では・・・」なんていうふうに続くのっていいですよね(^^;)

 

 

☆中国地方

鳥取県 

三朝温泉(みささ)

   狼

 開湯伝説 由来

平安時代  
1164(長寛2)年、源義朝の家来である大久保左馬之祐が、主家再興を祈願ため三徳山へと参ったところ、年老いた白い狼に出会い、弓で射ようとし、思いとどまり見逃してあげました。
その夜、左馬之祐の夢に妙見大菩薩が現れて、白狼を助けたお礼に楠の老木から湯が湧き出ていることを教えたといわれています。
この湯が元湯の株湯です。

 

・場所鳥取県東伯郡三朝町三朝
・アクセス JR倉吉駅→バス20分
      中国道院庄IC→60km60分

宿の詳細はこちらから

 CHECK!  ⇒⇒ 鳥取県 三朝温泉 【たびノート】

・特徴 
三徳川両岸に旅館が立ち並んでいる情緒豊かな歴史の古い温泉です。
世界有数のラジウム含有量の高い療養温泉で、温泉療法を実施する医療施設や研究施設があります。
三朝橋下の河原の露天風呂―24時間無料が名物です。
枕湯とよぶ飲み湯をもつ宿が何軒かみられます。

 

・泉質  含放射能/ナトリウム・塩化物泉
ラジウムおよびラジウムがアルファ崩壊したラドンが含まれている世界でも有数の放射能泉
・源泉温度 52.8 ℃
・効能 神経痛、リューマチ、痛風、高血圧症、動脈硬化症、糖尿病など

 

浜村温泉

   白鷺

 開湯伝説 由来

約490年前に開かれた温泉で、古くは勝見温泉として知られています。
白鷺が足の傷をいやすのを見て発見したと伝えられています。

・場所 鳥取県気高郡気高町浜村
・アクセス JR浜村駅→徒歩5分
     鳥取市→15km25分

宿の詳細はこちらから

 CHECK!  ⇒⇒ 鳥取県 浜村温泉 【たびノート】

・特徴
民謡「貝がら節」で有名な砂浜の美しい海辺の温泉。
浜村駅前に温泉街があります。
古くからある勝見温泉と明治時代に開湯された浜村温泉とを合わせて浜村温泉と呼ばれています。
湯量が豊富で、プール風の浴場をもつ旅館もあります。
日本海にも近い立地で夏場の海水浴シーズンに賑わいをみせます。

 

画像元:Wiki

・泉質 ナトリウム・カルシウム – 塩化物・硫酸塩泉
・源泉温度 55℃
・効能 リウマチ、神経痛、婦人病、胃腸病、皮膚病など

岡山県

湯郷温泉(ゆのごう)

   白鷺

 開湯伝説 由来

約1200年前、比叡山の円仁法師が西国巡礼の途中、立ち寄ったとき、白鷺が足の傷をいやすのを見て発見したと伝えられています。
湯郷は鷺ノ湯とも呼ばれており、今も共同浴場にその名が残っています。

・場所 岡山県美作市湯郷
・アクセス JR林野駅→バス8分
中国道美作IC→5km7分

宿の詳細はこちらから

 CHECK!  ⇒⇒ 岡山県 湯郷温泉(ゆのごう) 【たびノート】

・特徴
奥津温泉、湯原温泉とともに美作三湯の一つ。
別名が白鷺の湯。
共同浴場「湯郷鷺温泉」を中心に、吉野川沿いに旅館が並んでいます。
付近には16ケ所のゴルフ場、テニスコート、ラグビー、サッカー場などもあり温泉リゾートとしての賑わいをみせ従来の湯治場、保養温泉のスタイルは失われました。
2011年に温泉街は「“おもちゃの街”宣言」をして、大きなからくり時計『さんぶ太郎』、レトロなグッズが並ぶ『あの日のおもちゃ箱 昭和館』、などがあります。
3世代で楽しめる温泉街として知られています。

・泉質 ナトリウム – カルシウム – 塩化物泉(低張性弱アルカリ泉)
・源泉温度 40℃
・効能 やけど・切り傷、慢性皮膚病、慢性婦人病など

島根県

温泉津温泉(ゆのつ)

   狸

 開湯伝説 由来

開湯は古く1300年前と伝えられ、伝説では元湯には大狸が入浴して傷を癒しているところを発見したものとされています。
また、薬師湯は明治5年(1872年)に発生した浜田地震の時に忽然と湧き出したことから”なまずの湯”とも呼ばれています。
2つの浴場は泉質が異なりますが、いずれも薬効あらたかな泉質を持つことで知られています。

 

※開湯伝説の「狸」なんですが、人文研究見聞録というサイトで、この開湯伝説が昔話風に書かれているのを見つけました。
(案内板によると、とあるので現地に開湯伝説についての案内板のようなものがあるのではないかと思います(^^)
内容としてはおなじようなものですが、こちらも載せておきます。
(人文研究見聞録より)

【元湯発見の伝説】

往古の何時ごろからか、この浦浜の奥に杉の樹木に覆われた守山があり、頂きには ひときわ高い古い大杉の木がそびえ、その下に小さな古廟があった。山の谷の厳間には、出泉で出来た小さな池のような泉溜があった。

ある時、浦の浜に一人の旅の僧が現れた。僧は この古廟に一夜の睡美枕を求めた。翌朝、古廟を後に山を下って行くと、傷を負った大きな古狸(ふるだぬき)が池に浸かって傷口を舐めていた。

僧は杉の木立に身を隠し、息を凝らして じっと古狸の様子を見守った。
古狸は やがて森の中へ消えていった。
僧は古狸が浸かっていた池に行き、手を入れてみると温かい温泉だった。
僧は浦浜に出て 傷を負った古狸の話を残して旅立って行った。

やがて泉底から湧出する温泉は、病苦を取り除く霊泉として諸人の知るところとなった。

・場所 島根県邇摩郡温泉津町温泉津
・アクセス JR温泉津駅→バス5分
浜田道浜田IC→60km60分

温泉津温泉観光案内

外湯・薬師湯はこちらから

 CHECK!  ⇒⇒ 薬師湯

 

宿はこちらから

 CHECK!  ⇒⇒ 温泉津温泉 のがわや旅館

・特徴
江戸時代には石見銀山の銀積み出し港であった港町の温泉です。
旧石見銀山街道沿いにあり、古くから”万病に効く温泉”といわれて、日本温泉協会に全項目最高評価を受けた天然温泉として認定されています。
そして、「石見銀山遺跡とその文化的景観」の一部として世界遺産に登録されています。
温泉津港から山側に温泉街がありますが、鄙びた日本旅館が両側に立地する静かな街並みで歓楽街などはありません。この古風な温泉街は2004年7月、「温泉津町温泉津伝統的建造物群保存地区」の名称で国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されました。

 

・泉質 元湯泉薬湯⇒含土類食塩泉  薬師湯⇒ナトリウム・カルシウム塩化物温泉
・源泉温度 元湯 ⇒ 49.9℃ 薬師湯 ⇒ 45.9℃
・効能 
元湯泉薬湯⇒慢性関節リウマチ・慢性筋肉リウマチ・神経痛・神経炎・創傷・痛風・尿酸素質・慢性皮膚病など
薬師湯⇒生活習慣病・神経痛・関節炎・筋肉痛・うちみ・慢性消化器・痔疾・疲労回復・慢性皮膚病・切傷・火傷など

 

鷺の湯(さぎの湯)温泉

   白鷺

 開湯伝説 由来

開湯は724年〜729年の間とされ、白鷺が傷を癒していたことからこの名がついたと伝えられています。
温泉名もそれに由来しています。湯量豊富な源泉を掛け流しで利用。薬効高いと評判で湯治にも適する。

 

・場所 島根県安来市
・アクセス 山陰本線安来駅よりバスで約20分

宿の詳細はこちらから

 CHECK!  ⇒⇒ 島根県 鷺の湯(さぎの湯)温泉 【たびノート】

・特徴
毎分、600リットルという、膨大な量の泉源を持っています。それなのに 旅館は3軒だけです。どの旅館に泊まっても、24時間流れ続ける天然かけ流しの温泉をたっぷりと 楽しめます。全旅館が露天風呂を持つ山陰の穴場的温泉地なんです。
共同浴場は存在しないので、旅館の日帰り入浴を利用することになります。

・泉質 含放射能-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
・源泉温度 51.6℃
・効能 神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこばわり・うちみ・くじき ・慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復期・疲労回復・健康増進・きりきず・ やけど・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病・動脈硬化症
痛風・高血圧症・慢性胆嚢炎・胆石症

 

広島県

湯来温泉

   白鷺

 開湯伝説 由来

約1500年前、一羽の傷ついた白鷺が湯浴みをするのを見て発見したと伝えられています。

 

・場所 広島県佐伯郡湯来町多田
・アクセス JR五日市駅→バス60分

宿の詳細はこちらから

 CHECK!  ⇒⇒ 広島県 湯来温泉(ゆき) 白鷺 【たびノート】

・特徴
約1500年前、傷ついた白鷺が湯浴みするのを見て発見されたという古い歴史を持つ広島市近郊の温泉郷。渓流に沿ってひっそりたたずみ、どこにいても心地よいせせらぎの音が聞こえる。桜と紅葉が美しく、夏にはカジカ、ホタルも楽しめる。

 

・泉質 放射能泉
・源泉温度 29.8℃
・効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、胃腸病、切傷、肩凝、冷性、腰痛、火傷、運動器障害、皮膚病、アトピー、リューマチ、婦人病、消化器疾

 

山口県

俵山温泉

   猿

 開湯伝説 由来

平安時代の中頃のこと、猟師が山中で一匹の白い猿を見かけ、矢を射かけて傷を負わせたが、猿は逃げてしまいました。
翌日、猟師が血の痕をたどって山に入ると、白猿がうずくまっていました。そこでさらに矢を放つと、猿は姿を消し、薬師如来の姿が現れ、そこには温泉が湧いていたそうな。
俵山温泉は、916年(延喜16年)薬師如来の化身だった白猿により発見されたと伝えられています。

 

・場所 山口県長門市俵山
・アクセス JR長門湯本駅→バス20分
中国道美祢IC→40km50分

宿の詳細はこちらから

 CHECK!  ⇒⇒ 山口県 俵山温泉  【たびノート】 

・特徴
正川の渓流沿いの山あいにある静かな保養温泉で、リウマチに効く名泉。
湯は汲み上げではなく、自噴するものを利用し掛け流しです。旅館は約40軒と多いが、宿のほとんどが個人向けの小さな日本家屋の旅館で湯治場としての風情があるレトロな温泉街です。日帰り入湯は主に公衆浴場「町の湯」を利用します。
内湯を持たず温泉は外湯に通う、という古くからの湯治場のスタイルが今日まで続いている数少ない温泉地です。

 

・泉質 アルカリ性単純泉
・源泉温度 41℃
・効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、リウマチ、疲労回復など

 

湯田温泉

   狐

 開湯伝説 由来

湯田温泉の開湯は約600年前、室町時代、永正年間(1504~1521年)、三十世 大内義興の時代のこと。
湯田の権現山の麓に温湯山竜泉寺(おんとうざんりゅうせんじ)という一軒のお寺に小さな池がありました。
その池に、片足に怪我をした年老いた白狐が毎夜現れ、足をひたしてじっとしていたそうです。
和尚さんが物陰から見守っていると、狐は明け方にはどこかへ帰って行きます。
それが七日間続いたあと白狐はぱったりと来なくなったそうです。
和尚さんは不思議に思い、白狐が足をひたしていた池の水をすくってみたところ、ほのかに温かいではありませんか!!
その池を深く掘り下げたところ、金像の薬師仏が出てきて、更に掘ったところ、そこから懇々と温泉が湧き出でたのです。
和尚さんは温泉の傍らに仏堂を建て薬師仏を安置し、温泉を守る鎮守仏として敬い拝みました。
この薬師仏を礼拝しては湯あみをすると不治の病もたちどころに癒えて、「白狐の湯」として評判になりました。
そして、この地が湯田といわれるようになったとのことです。
(『防州湯田村温泉記』に収録)

 

・場所 山口県山口市湯田温泉
・アクセス JR湯田温泉駅→徒歩10分
中国道小郡IC→6km10分

宿の詳細はこちらから

 CHECK!  ⇒⇒ 山口県 湯田温泉 【たびノート】

・特徴
山口市の南西端にあり山陽一の規模の温泉地です。
県道204号線沿いの温泉街は近代的な旅館が並んで華やかな雰囲気で山口市の繁華街、歓楽街でもあります。湯田は幕末から明治維新にかけて歴史の舞台になったところ。尊皇派の志士たちが訪れた宿は今も健在です。また、詩人中原中也ゆかりの地でもあり、記念館も開設されています。7つの源泉の最高温度は72度で、湯量が豊富なのが特徴です。

 

・泉質 アルカリ性単純泉
・源泉温度 64-73℃
・効能 神経痛、筋肉痛、慢性消化器病、ぢ疾、冷え性、疲労回復など

 

開湯伝説 動物 中国地方 さいごに

動物がきっかけの開湯って、いろんな動物がいますが、ここ中国地方では、ほぼ白鷺でした。
なぜ白鷺が多いのか?いろいろ調べても理由は解りませんでした。生息地とかでも他の地域の方が多いようです。
なんとなく・・・?・・・な気分がのこりますが、四国と九州もどんな動物が出てくるのかまとめてみますね。

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