最近ではスーパーやドラッグストアでも売られるようになったリードディフューザー。
見ればわかるんですけど(^^;) 始めはなんぞや?でした。
ガラスの小瓶に小枝のような木製の棒がさしてあり、そこからいい香りが漂います。
見た目も邪魔にならず、癒される空間を作ってくれます。
そんなリードディフューザーを手作りしてみました。
リードディフューザーとは?
リードディフューザーとは、リードと言われる細い木製のスティックでオイルを吸い上げて、火も電気も使わずにオイルを大気中に拡散させるというルームフレグランス。
フレグランスは「香り、芳香」の意味で、ルームフレグランスは部屋の中に良い香りを漂わせるものと云うことですね。
スプレー式、キャンドル、固形の芳香剤などがあります。
リードディフューザーはアロマオイルが入ったボトルにリード(スティック―細い木製の棒)を挿し液の吸い上げを利用して室内に芳香を拡散させる仕組みのルーム・フレグランスです。
以前試しに買ってみたのですが、なかなかいい感じでした(^^)
アロマオイルもなくなり、香らなくなったので、自作しようと思いたったわけです。
作り方は簡単なのですが、すぐ忘れる自分の備忘録(というほどではないけど)として書いてみました。
リードディフューザーを作るために必要な材料
作る量(30ml容器分)の場合
無水エタノール 30ml
アロマオイル(精油) 60滴(約3ml)
ガラス瓶
リードスティック 3〜6本程度
本数に決まりはないですが、数が増えれば香りも広がります。
3本くらいから様子をみながら増やして、お部屋に合う本数を探してみてください。
他に、ビーカーまたは紙コップなどがあると作業がスムーズにできます。
材料について
・無水エタノールは薬局やネット通販で入手できます。
・アロマオイルはアロマの専門店で手に入りますが、ネットだと安く入手できます。
こちらで、アロマオイルや、無水エタノールなどのお得情報をまとめてあります。
・ガラス瓶はリードを挿しておく瓶ですが、なんでもよいと思います。
できるだけ口が狭い方が芳香が長持します。
リードディフューザー用ボトルのほか、100均で手に入る小瓶や空き瓶を使ってもOK。
今回は市販のリードディフューザーの空き瓶を使いました。
※その場合は洗浄してから使います。
洗浄方法 :
ディフューザーに残っている液体を、新聞紙などに含ませてビニール袋などに入れて捨てます。
空き瓶に無水エタノールを少量入れ、容器を軽く振るようにして洗浄します。
汚れたエタノールを新聞紙などに含ませて捨てます。
これを2〜3回繰り返えします。
・リードスティックは専用のリードが販売されています。
籐(ラタン)が一般的です。
お店でなかなか見つからない場合は、ネット販売で手に入ります。
リードディフューザー用 ラタンスティック 100本入 20本入りからあります。
竹串でもできますが、割り箸や竹串では吸い上げが悪く、せっかくの香りが広がりません。
試しにやってみるなら、お家に竹串があればそれでもOKです。
リードディフューザーの作り方
① ビーカーや紙コップなどの容器に無水エタノールを入れます。
※無水エタノールは引火性があるので、火の近くでは使わないよう注意します。
また、あやまってこぼしたりした時の用心にテーブルを汚さないように、受け皿やタオルを敷いておくと安心です。
② アロマオイル(精油)を加える。
無水エタノールとアロマオイルの分量は10:1の比率を目安に、好みで調節します。
※アロマオイル1滴は約0.05mlです。
③ リードスティック(もしくは竹串)を数本差し込みます。
市販のリードスティックの代わりに竹串を使う場合は、先端をはさみでカットしておきます。見栄えがよくなります。
④ 完成です
瓶にリボンやラベルなどを好みで飾り付けするのもおしゃれでいいですね。
自作リードディフューザーを長持ちさせるには
無水エタノールは揮発性が高いので、空気との接触面が多いと蒸発が早くなります。
ガラス瓶はできるだけ口の狭いものを使うといいです。
また、保留剤としてグリセリンをいれると持ちがよくなります。
化粧品の原料などに使われるグリセリンは吸湿性が強く、保留性に優れています。
ディフューザー液の揮発を抑えて長持ちさせる効果があります。
グリセリンは薬局やネット通販で入手できます。
グリセリンの量は全体量の10%を目安にします。30mlなら小さじ半分程度を加えます。
リードディフューザーの置き場所と高さ
完成したリードディフューザーはどこに置くと効果があるでしょう?
私は玄関の下駄箱の上に1つと洗面台に1つ、トイレにも1つ。
置く場所はそれぞれ好みもあると思いますが、香りは下から上へ流れるので、
胸のあたりの高さがいいようです。
下駄箱の高さは丁度そのくらいです。
玄関を開けて入るときに香るのでほっとします(^^)
アロマオイルのブレンド
アロマオイルは1種類でも、いくつかブレンドしたものでも好みで使います。
ブレンドした異なるノート(揮発する速度)の香りを組み合わせると、
香りも長持ちして変化が楽しめます。
アロマオイル(精油)はそれぞれ空気中に揮発する速度(ノート)が違います。
【トップノート】
最も揮発が速い香りで、最初に香る印象を決めます。
柑橘系、ティーツリー、ペパーミント、ローズマリー、ユーカリ、レモングラス
などがあります。
【ミドルノート】
揮発速度が中程度で、ブレンドの中心となる香りになります。
イランイラン、カモミール、クラリセージ、ゼラニウム、ジャスミン、ネロリ、フランキンセンス、ラベンダー などがミドルです。
【ベースノート】
時間がたつと香り始め、長時間持続します。
香りを長持ちさせる効果もあります。
サンダルウッド、シダーウッド、パチュリ、ベチバー など
ブレンドはこのトップとミドルとベースを好みで組み合わせて作ると
自分にあった香りをお部屋に広げることができますね。
リードディフューザーの作り方 さいごに
無精な私でも簡単にできたルームフレグランス(^^)
市販の芳香剤は香りがきついような気がします。
あなたも手作りでお部屋に好きな香りを広げてみませんか?
アロマオイルやエタノールが余ったら、アロマウォーターを作ってマスクのスプレー用や、お部屋のスプレーをつくってみるのもいいですよ。
作り方はこちらをどうぞ(^^)
マスクをしていても臭いを防げない?マスク用アロマスプレーの作り方