前回の記事で飛ぶためにできそうなことをピックアップしてみました。
空を飛ぶ方法って、いろいろあるんですね(^^)
全部試してみたいところですが・・・
資格がいるものや、経験数が必要な物とあって、全部は無理のようです。
とりあえず、どんなものなのか 1つずつ調べてみました
ハンググライダーとは?
アルミパイプの骨組にポリエステルのセール(布)を張った三角形の機体に吊り下がった状態「hang」で滑空する「glider」という名前の通りのスカイスポーツ。
離着陸時に斜面を助走する体力さえあればOKで、年齢性別を問わず飛ぶことができるんですね。
ハーネスという装具を身に着け、うつ伏せで機体にぶら下がる形で飛行するので、腕の力や特別な筋力も必要ないということ。
最近はインドアオンリーで体力も落ちているのでこれは嬉しい(^^
1949年、NASAの前身であるNACAのフランシス・ロガロが宇宙船や切り離したロケットの回収用の翼として開発したスカイスポーツの元祖。
日本では1976年に第1回ハンググライダー日本選手権が行われて以来、老若男女に浸透しているという。
ハンググライダーはなぜエンジンもなく飛べるのか?
飛行中のハンググライダーの翼断面にあたった空気は上と下に分かれます。
分けられた空気は翼の後ろで同時に合流(ベルヌーイの定理)。
カーブを描いている上の面が下の面より距離が長くなっているため、上面の空気の方が下面よりも早く進まなければならず、速度の違いができ、翼の上面と下面にかかる圧力に差が生じます。
この圧力の差が上向きに浮き上がろうとする揚力となり、揚力によって人間を乗せたハンググライダーは落ちずに飛び続けることができるのだそうです。
こういった飛行理論も本格的にやりたいと思ったらしっかり勉強していかないといけないと実感。
まずは体験飛行する場合
いろいろなハンググライダースクールが体験飛行ツアーを実施しているようなので、いきなりスクールで、というよりまずは体験に参加してみるのがいいようです。
日帰りで行ける範囲にいくつかありました。(関東の場合)
体験では次のようなコースがありました
・「タンデムフライト」・・インストラクターと2人乗りで風のコンディションによっては高度1000m以上の高度をフライトできる
・「トーイングフライト」・・翼を凧揚げのようにして引っ張ってもらい低空で浮遊感覚を楽しむ
☆トーイングハンググライダーとはハンググライダーをトー(牽引)して凧揚げのように飛行させるシステムのこと。
グライダーの左右から滑車を出して地面に張られたガイドワイヤーに沿って飛行するので一切の操作不要、座ったまま搭乗してタイヤで離着陸するので、誰でも安心して体験飛行ができる。
料金・時間など
スクールによって詳細は変わりますが、だいたい5,000~20,000円ほどで体験できそうです。
後は現地までの交通費などですね。
時間は1時間くらいのようですが、これもスクールによって違ってきます。
子供から年配者まで、初心者でも空を飛ぶ醍醐味が気軽に味わえるということで、どんな感じなんだろうか・・。
これはやはり体験してみないとです
関東で体験飛行できる主なスクール
山梨県の忍野村 忍野スカイスポーツ倶楽部 忍野ハンググライダー
茨城県で体験 WINDSPORTSの体験コース
nasaハンググライダー・パラグライダースクールでも体験コースあり
本格的に飛ぶには
本格的に飛びたい場合は日本ハング・パラグライディング連盟(JHF)にフライヤー登録することが必要となります。
※フライヤー登録(ハンググライダーをされる方が必ず加入しなくてはならない第三者賠償責任保険)
特にライセンスというものはないので、未登録者でも飛べるようだが、安全に飛行するためのJHFの技能証制度が設置されていて、ほとんどのエリアでは、この技能証の携行とフライヤー登録を義務付けているそうです。
ハンググライダーの技能証を取得するには?
ハンググライダースクールに入校
↓
技能証取得に向けた講習を受ける
↓
スクールでJHF技能証規定のカリキュラムに沿った指導を受け、各課程で求められる技術と知識をひとつずつ習得。
各級ごとに技能証が取得できるようです。
一人で自由に飛ぶにはパイロット証まで必要のようです。
ハンググライダーの技能に関する検定を受け、合格すれば技能証が発行されます
技能証
A級 | 地上練習2~3日後直線飛行3~4日 | 5~10秒程度の直線滑空をして着陸できる |
B級 | トーイング及びタンデムによる練習10~20日 | 左右にS字旋回し、飛行コースを修正することができる |
JHF-A級・B級取得(マスターコース終了)
C級 | 各自のグライダーでの飛行 | 高度50~100m以上からの飛行を40回以上経験 |
JHF-C級取得(B級取得後6ヶ月程度)
パイロット証 | 飛行にかかわる全てを個人で判断して行動することができる。 |
JHF-P証取得(C級取得後6ヶ月程度)
・4段階の技能証を順に取得しながら、自分の判断で空を飛ぶ力を身につける。
パイロット技能証の発行は16歳以上が対象。
パイロット技能証を取得すれば、一人でフライト可能となる。
さらにはクロスカントリー(長距離)飛行やタンデム(2人乗り)飛行などの技能証を取れば、空を飛ぶ楽しみが広がります。
気になる期間と費用
取得までの講習費用は各スクールによって変わってきます。
費用明細としては
・入会金
・年会費
・教本代
・レッスン料
・フライヤー登録
・技能証検定・申請
機材使用料などは含まれているようです。
A級B級までのコースでもおよそ、10万円~くらいかかるようです。
期間は個人差があり、A級B級マスターコース終了までで2~4週間?くらいでしょうか
集中して泊りがけで受ければ他に宿泊代もかかります。
どこから、どのスクールにいくかによって交通費も変わってきます。
料金時間などの詳細は本格的にやりたいと思った時にスクールのページで詳しく調べるしかありませんが、本気でマスターしようと思ったら、やはり資金と時間の余裕がいりますね。
全国のスクールはこちらで比較できます
関東は http://www.hangpara.jp/030kanto/
1年かけて、何度も通うというのもできるようです