冷え症で冬が辛い、足先手先が冷えて眠れない・・・そんな方は多いと思います。
いろいろな対策がありますが、冷え対策に効くのは3つの首を温めること、と言われますよね。
なぜ3つの首を温めると冷えによいのでしょう?
その理由と、冷え対策の簡単なやり方をまとめてみました。
冷えないためにあなたも是非やってみてください(^^)
首を温めるとよいという理由は
冷え対策には首を温めるとよいと言われます。
全身を温めたい時は、首を温めるのがよいのですがなぜでしょう?
そのわけは
首の皮膚表面近くには動脈があります。
血流には、温かい血液を体のすみずみまで届けることで、全身を温めるという役割があります。
そして、血流が体表近くを通っている部位が首なのです。
首をさわると、ドクドクと血管が脈うっているのが感じられますよね。
これは動脈が、体の表面近くを通っているからです。
首の表面近くにある血液の通り道である動脈は、首が冷えると熱を逃がしやすいという弱点があります。
その反面、首を温めることで血液がすぐに温められるという大きなメリットもあります。
なので、首を温めることが防寒・・・身体全体を温める近道になるんですね。
3つの首とは
人間の体には3つの首がありますね。
そう、いわゆる首と手首・足首です。
この3つの首を温めることで防寒できるのです。
手首・足首も首同様に皮膚と動脈との距離が近いのです。
どの首も動脈が外気の気温にさらされやすい部分です。
動脈がある部分が外気温にさらされ冷えてしまうと、全身に冷えた血液がまわってしまい、体温が下がってしまいます。
そのため体は、これ以上冷やさないようにしようと筋肉を収縮させてそれを防ごうとするのです。
寒いとよく体が縮こまるなんていいますよね。
動きもにぶくなります。
そして、筋肉が収縮すると、手先足先など身体の先端部分にある細い血管への血流が悪くなってしまいます。
身体が冷えやすくなってしまう3つの首を冷やすと、より冷えが気になって感じられるようになってしまいます。
冬の冷え対策
以上のことから冷え対策・防寒には、この3つの首を温めるとよい、ということがわかります。
簡単な防寒は、あなたも普通にやっている外出時のアウターや小物です。
暖かいコートだけでなく、マフラーをまいたり、手袋をしたり、温かいソックスもはきますよね。
これらも隙間があると余計寒さを感じたりします。
こういったものは、一工夫することで、暖かくなります。
例えばマフラーは隙間ができない巻き方を工夫するとか、巻くのが苦手なら、ネックウォーマーやスヌードなどを利用して暖かく首を包むといいですよね。
また、手袋でも最近はスマホを操作するときにも外さないでできる手袋 などもあります。
なるべく手首まで覆ってくれるタイプがよいですね。
足首にはレッグウォーマーや話題の冷えない靴下もあります。
この3つの首を意識して冷やさないようにするだけで、暖かさはかなりちがってきます。
室内でも、冷えるフローリングでは暖かいスリッパを履いたり、さまざまな冷やさない工夫をすることができます。
足首や手首に巻く冷え防止のサポーターというのもあります。
おやすみの時も一緒です。
冷えて眠れないなんてことがないように、暖か靴下やカイロなどで温めましょう。
足湯も効果があります。
足首がしっかり入るくらいの洗面器などで熱めのお湯に足をつけます。
本当は、常に温度を保てるようにして15分くらいつかるのがよいようです。
これは、私が腰を痛めたときに通院していたところの先生に教わった方法です。
そこでは、待合室の横に足と手を温められる設備があり、待っている間に手足を温めていました。
家でも腰が痛くて辛いときはそれを思い出して手と足を温めていましたが、とても効果があり、痛くて眠れなかった時などは足湯をすることで、痛みも和らぎ気持ちよく眠れていました。
温度は私の場合45℃で15分。
目安は温めているうちにうっすら汗をかく程度ということです。
冷えに聞く漢方薬もあるようです。
これは自分のタイプにあったものを選ぶ必要がありますね。
また逆に冷やしてもいいと考えられている場所があります。
それは首の後ろ・肩甲骨・わきの下です。
これらの場所には褐色脂肪細胞という脂肪を熱に変えてくれる組織があるということです。
この褐色脂肪細胞は「冷たい」という寒冷刺激によって活性化されることがわかっています。
首の後ろや肩甲骨、わきの下をずっと冷やすのは血流を悪くしてしまうため厳禁ですが、一時的に「冷たい」と感じるような刺激を与える程度なら効果的。
入浴中にこれらの部分に冷たいシャワーをかけてみたり冷感湿布を貼ってみたりして、刺激を与えてみましょう。
防寒対策は3つの首 さいごに
寒い季節は冷え症にとってはとてもつらい季節です。
あなたもぜひ3つの首を温める工夫をしてみてください。
冷えない対策をして寒い季節を乗り切りましょう!