赤ちゃんが生まれると、その成長を願って初めての行事が初節句です。
男の子なら5月5日の端午の節句。
こういうお祝いごとには、ある程度の決まり?や、お祝いのしかたなどがありますが、初めての時はなにをどうしたらいいのかと迷いますよね。
お飾りは誰が買うのかな、とかお祝いのしかたはなど・・・男の子の初節句についてまとめてみました。
端午の節句 初節句のお祝いはいつする?
初節句は、赤ちゃんが生まれて初めて迎える節句です。
子供の健やかな成長や厄除けなどを願ってする行事です。
男の子の場合は5月5日の端午の節句の日にお祝いします。
生まれてすぐ(3~5月生まれの赤ちゃんなど)の赤ちゃんは無理してその年の5月5日に初節句のお祝いをすることはありません。
お母さんも体力が戻っていなかったり、その他にもお七夜、お宮参りなどの習慣があります。
5月5日がこどもの日の祝日ということで、或いはご両親より、おじいちゃんおばあちゃんが乗り気で、さあ、お祝いだ、となることもあるようですが・・・主役は赤ちゃんとお母さんです。
生まれたばかりの赤ちゃんに無理をさせたり、出産で頑張ったお母さんの体の回復のことを考えないでの行事では意味がありません。
そういったことを考慮して、生まれた年の5月5日にやるのか、来年にするのかを決めましょう。
初節句には、一般的に夫婦のご両親なども招いて、お祝いをするというのが多いようです。
ただし、これは決まり事というより、そのご家庭のケースバイケースだと思います。
両親だけでなく、親戚や兄弟、知人まで招いて盛大にお祝いする、という場合もあるようですが(地域によったり、家意識の強いご家庭など)
現在では、核家族化していて、家というより、それぞれの家庭と考えて家族だけでとか、夫婦のご両親も交えて、とかの場合が多いようです。
これについては、ご夫婦で相談して、自分たちにあった形でされるのが一番いいかと思います(^^)
♪ 端午の節句のお祝いの祭にちょっと疑問に思ったことがあれば次の記事を参考にしてくださいね(^^)
5月5日がこどもの日なのはなぜ?端午の節句というのは?その起源や由来
端午の節句の飾りは誰が買うの?
端午の節句のお祝いでするお飾りと言えば「こいのぼり」や「兜・鎧」「五月人形」などがあります。
鯉のぼりや武者飾りなどは、母親方の実家より贈られるのが本来の習わしだったようです。
地方によっては男の子の第一子に限り父方の実家から贈るとか、父親が婿養子の場合は父方の実家より贈るという地方もあるようです。
いわゆる習わしは、時代と共に変化していきます。
狭いマンション住まいに、立派な飾りやこいのぼりが届いても困ってしまうということもあります。
また、金銭的な問題などから、こういう決まりだからと強制するものでもないと思います。
贈り物は、あくまで気持ちがあってのこと。
現在の事情から、飾り物の選別や費用負担に関して双方の実家で話合って、飾り物を両家で分担しあったり、購入費用を折半するなどの方法が一般に多くなっているようです。
また、夫婦やその親の事情など様々なので、夫婦が自分たちで買うという場合もあるようです。
そのご家庭の事情や都合で、皆さんで話し合い・・その際には、お孫さんになにかしたいというご実家の気持ちなども汲んで、話あって決めるのが一番よいかと思います。
飾りも、武者人形・兜・鎧・こいのぼり・・これらを全て揃えるというのも、お住まいが狭い場合スペース的に無理がでてきます。
そのご家庭にあった飾りを選び、心を込めて飾られるのがよいですよね。
狭いマンションで立派な兜や人形などを飾る場所もなく、こいのぼりを立てることもできないという知人はお祝い金だけいただいたそうです。
両家から頂いたお祝い金で、小さなケース入りの兜飾りのセットだけ買い、その前で赤ちゃんの写真をとり、残りで両家のご両親も招いて会食(人数的に自宅に招くことができなかったようです)をして、その席で写真をプレゼントしたということです。
後に子供が少し大きくなってから、一緒に折り紙で兜やこいのぼりを作り、人形と一緒に飾っては写真をとって、毎年ご実家に贈っているとのこと。
そんなのも素敵だと思います(^^)
鎧や兜、五月人形
鎧や兜を飾るのは、江戸時代の武家社会から生まれました。
鎧や兜は戦いの道具という考えがありますが、武将にとっては自分の身を護る大切な道具であり、シンボルとしての精神的な意味がある大切な宝物だったのです。
現在では鎧兜は身体を守るものという意味が重視され、交通事故や病気から大切な子どもを守ってくれるようにという願いも込めて飾ります。
こいのぼり
鯉のぼりは、江戸時代に商人の中から生まれた節句飾りです。
鯉は非常に生命力の強い魚です。
清流はもちろん、池や沼でも生息することができます。
その鯉が滝を登ると竜になって天に登るという中国の伝説にちなみ、
子どもが、どんな環境にも耐え、立派な人になるようにとの立身出世を願う飾りです。
♪ 鯉のぼりについて詳しくはこちらで記事にしています^^
是非参考になさってくださいね。
こどもの日のこいのぼりの由来とはじまり なぜ飾る種類や吹き流しの意味
端午の節句のお祝いの膳
初節句のお祝いは身内で、夫婦のご両親などを招待して一緒にお祝いの膳を囲むというのが一般的なようです。
端午の節句の食べ物と言えば縁起物として、柏餅や粽があげられます。
これは、おやつとしては良いですが、お食事にするにはちょっとですよね。
では、どんな料理がよいのでしょう?
行事に縁起かつぎはつきもの!
端午の節句では、次のようなものを食べると縁起がいいとされています。
・鯛……めでたいの語呂合わせからお祝い料理にはよく登場しますね。
・鰤(ブリ)…鰤は出世魚と呼ばれ縁起のよいものとされています。
・鰹……かつおは勝男とかけて語呂合わせから
・たけのこ……まっすぐに伸びることから成長を願って
鰹やたけのこは、5月頃に旬を迎える食材なので、季節感を味わうことができますね。
こういった食材を取り入れて、お好みで料理されるとよいと思います。
あとは、お赤飯なども定番でありますね。
端午の節句の食べ物も意味を知ると、行事の楽しみ方も違ってきますね。
男の子の初節句 さいごに
日本には伝統的な行事がたくさん、あります。
それぞれに由来や習わしがありますが、意味を知ることで、形だけでないお祝いができるようになります。
初節句も、しなければではなく、なんのためのお祝いなのか意味を知った上で心を込めて子供の健やかな成長をねがいましょう
☆ 子供の日や端午の節句についての記事を集めました。こちらもご覧いただければと思います(^^)