日本人の好きな温泉。
癒されたい、疲れをとりたいと思うと温泉に行こう!となりますね。
その温泉がいつごろからあるのか?
人はいつから温泉が体に良いと判って入るようになったのか?
そんな日本の温泉の歴史やルーツについて気になったことを調べてみました。
以前
温泉とはなぜ効くの?ってうのを調べたけど、温泉ていつごろからあるんだろう?
日本だけでなく外国にも温泉はあるし、歴史でいえば、かなり昔から人間は温泉を知ってて、入っていたと思うのだけど・・
そうだにゃん。温泉っていつごろから入ってたのかにゃ?気になるニャン。
日本の温泉のルーツ?
日本は火山国のため、いたるところに多くの火山性の温泉がありますね。
日本人がいつから温泉を利用していたのかははっきりしないようです。
古くは『日本書紀』『続日本紀』『万葉集』『拾遺集』などの文献に温泉を使用したと云うことが記されているようです。
温泉としては玉造温泉、有馬温泉、道後温泉、白浜温泉、秋保温泉などの名が残されているのね。
へぇ~・・文献にない時代にも温泉はあったのかにゃ?
石器時代の遺跡からも温泉の痕跡が見つかったというのがあるので本当に太古の昔からあったということだよね。
石器時代の温泉て(^^;) 狩りの途中とかで湧きだしてる水をみつけて「おっ、なんかこの水は気持ちいいぞ!」なんて入っていたのかな(^^)
文献に残るようになったのは、古くは飛鳥時代や奈良時代だけど、それでもかなり昔だよね。
日本三古湯という古くから歴史のある温泉が愛媛県の(旧伊予の湯)道後温泉。
それと和歌山県・白浜温泉と兵庫県・有馬温泉ということです。
温泉て見つけた時に体にいいとか効くとかいうのがわかっていたのかな?
温泉を見つけた時の話とかは、神話にまつわる話や伝説が多く残されているようです。
温泉に入ったときに傷が癒されたり、飲んで病気が治ったりという記述があるようで、温泉は不思議な水で神の湯として崇められていたという・・・いろいろな温泉地で温泉が発見された由来に関する言い伝えには、神話や伝説の類がとても多いようです。動物にまつわる開湯伝説もありますね。
そんな昔の温泉て、こう・・今でいう露天風呂があるだけなのかにゃ?宿とかはないのかにゃ?宿で美味しいご馳走とか・・
最古の温泉旅館としては飛鳥時代に創業されたという慶雲館(西山温泉)、千年の湯 古まん(城崎温泉)、法師(粟津温泉)なんかがあるようですね。
ふーん。あったんだ。昔の宿の料理ってどんなかな(^^;)
時代の変化とともに温泉も仏教の影響が加わったり、温泉の開拓もすすんでいったみたいね。
鎌倉時代以降からは信仰の存在だった温泉に、医学的な使い方が増えて、温泉の効能に目がいくようになったみたいです。
湯治とかいうこと?昔の温泉は誰でもはいれたのかにゃ?
ちょっと違うみたい。一般庶民ではなく、貴族とか武家が利用していたようね。戦国時代に戦で負傷した武士の療養地になっていたとか・・。
みんなが入れるような今の温泉のようになったのはいつなのかにゃ?
江戸時代のようですね。特権階級だけのものだったのが庶民の出入りも許されるようになって、湯治目的から娯楽的な様相も加わったみたいですよ。
なるほど、今の温泉のルーツは江戸時代ということかにゃ
江戸時代の庶民てすごく拘束が多かったとされているよね。身分制度もあったし・・自由に旅ができないとか。
じゃあ温泉に行こう!なんて気軽にできなかったのかぁ
そだね。当時は湯治願いというのを出して許可を受けて温泉に行っていたみたいですね。後はお伊勢参りとかだね。
ふーん、昔の人はどこ行くのも歩きだよね?そんな遠くの温泉に行くだけでも許可がいって、旅費もかかるよね。いくら願いを出しても自由に行けたわけじゃないんだにゃ。
それでも結構な人がお伊勢参りとかして、旅の途中で温泉で湯治を、なんてことがあったみたい。おかげ参りというのもあり、その時代の人の知恵というか・・・そこらへんはまたの機会に(^^;)
温泉にまつわる神話
温泉にまつわる神話ってどんなのがあるのかにゃん(^^)
道後温泉の神話
道後温泉は、四国・愛媛県松山市(旧国伊予国)に湧出する、3000年もの歴史を持つといわれる温泉です。
日本三古湯の一つ。
日本神話の頃、大国主命と少彦名命が出雲の国から伊予の国へと旅していたところ、長旅の疲れから少彦名命が急病になったそうです。
大国主命は大分の「速見の湯」を海底に管を通して道後へと導き、小彦名命を手のひらに載せて温泉に浸し温めたところ、たちまち元気を取り戻しました。
喜んだ少彦名命は石の上で踊りだしました。その上で舞ったという石は、道後温泉本館の北側に「玉の石」として奉られていて、これはパワースポットにもなっています。有馬温泉、玉造温泉ほか全国の各地に類似の伝説があります。
道後温泉の白鷺伝説
昔、白鷺が岩の間から流れ出る湯に痛めた足を浸していたところ、傷は癒えて、飛び立って行ったそうです。
それを見て、村人が手を浸すと温かく、温泉だったという伝説があります。
これが道後温泉の発見とされています。
道後温泉では、その白鷺が舞い降りた跡が残ったものとのいわれのある石(鷺石)があり、放生園(ほうじょうえん)という小公園の一角に据えられています。
白鷺は道後温泉のシンボルの一つとなっています。
☆道後温泉だけでなく、白鷺と温泉の縁は深く、各地の温泉の発見物語に白鷺が登場しています。
有馬温泉の神話
神代の昔、大已貴命(おおなむちのみこと)と少名彦那命(すくなひこなのみこと)の二神が有馬を訪れた時、三羽の傷ついたカラスが水たまりで水浴しているのを見つけました。
このカラスたちの傷が数日ですっかり癒えたので、その水溜りを調べてみると、それが温泉だったということです。
この温泉を教えてくれた三羽のカラスは「有馬の三羽烏」と呼ばれて、今も大事にされているそうです。
「大己貴命(オオナムチノミコト)」は、出雲神話の国造りの神、大国主神(オオクニヌシノカミ)のことで、大己貴命という名は若い頃の名前です。
大国主命と少彦名命のニ神は、薬師(くすし)の御祖(みおや)の大神で、医薬の根源神とされています。
玉造温泉
その昔、大国主命とともに国造りをしたとされる少彦名命が発見したと伝えられています。
「玉造」の名は、三種の神器の一つで八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)が、櫛明玉命(くしあかるだまのみこと)によってこの地で造られたことに由来します。
玉作湯作神社にはその櫛明玉命が祀ってあり、多数の勾玉や管玉が保管されています。
「出雲国土風土記」には「いで湯に一度入ると容姿が端麗になり、再び入れば万病が治る」と綴られているため、『神の湯』と呼ばれ、平安時代に入ると京の都にまでその噂が広まり、清少納言の「枕草子」にも「玉造」の名前が登場しています。
日本の温泉のルーツ? さいごに
つまり温泉を見つけたのは神様の導きとかで、入ってみたら傷や病気が治った。それが一般に広まって、湯治のために旅に出るということもあって旅館も増え、今の原型のようなものになったのが江戸時代ということかにゃ。
う・・うーん・・・ごくごく短く言うとそういうことかな(^^;)
現在私たちが気軽に温泉に行けて、癒される~ということと、昔の人がどんな苦労しても温泉に行ったというのは、温泉に対しての感覚というか思いは今も昔も同じだったような気がしますね。
今は江戸時代のような縛りはなく、その意味では自由にでかけられるけど、現在の生活の中で感じるストレス、そんなものから自由になるひと時が温泉で得られる。昔は生活そのものが拘束されていて温泉に出かけることが一時の自由。傷が癒される、病が治るという以前に日常から離れて解放され、リラックスできるという面は今も昔も一緒ですよね。温泉の醍醐味はやっぱり転地効果が一番なのでは、と思います(^^)
なら、神様でも動物でも温泉みつけてくれて、ありがとう!だにゃん
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投稿者: 波空
波空です、こんにちは。
好きなことを自由にやりたくてブログアフィリエイトにチャレンジするも、なかなか成果はでなくて今に至るです(^^
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